S&K Audio

Professional Solution

現代のサウンドクリエーションに欠かせない Convolution Processor 圧倒的なパフォーマンスで思いのままの空間表現を支援します。

VRやイマーシブオーディオ、波面合成といった最先端のオーディオエクスペリエンスが広がりを見せています。

従来の2チャンネルや5.1チャンネルといった方式では体験できない新しい世界の到来です。

多数のスピーカーを配置した本格的な施設や、家庭で簡単に楽しめるためのヘッドフォンのシステムなど様々な形態があります。

そして、この新しいエクスペリエンスには、高速多チャンネルのコンボリューション技術が欠かせないものとなっています。

Dante Network™を採用したPCオーディオ製品

S&K Audioはこれまで、PCオーディオの領域で高速コンボリューション技術を使った製品をご提供してきました。

これは、開発者自身のソニー木原研究所での波面合成によるピアノ音場合成の研究成果を技術的背景としたものでした。

一方、S&K Audioは2014年にDante Network™をいち早く自社のオーディオ製品に導入。

Audio Over IP技術の蓄積を行ってきました。

2019年S&K Audioは Windows上で稼働する"MPPPro"というソフトウェアーパッケージを開発しました。

MPPProはコンボリューションを実行する"MPP_CNV"とコンボリューションに必要な係数の前処理を行う"MPP_BAT"という2つのアプリケーションで構成されています。

このMPPProとDante Network™を組み合わせることで、ネットワーク上で共有可能なコンボリューションプロセッサーを実現することができるようになりました。

また、プラットフォームとして Windows Server 2019とトップエンドのメインストリームCPUを採用することで、高いコストパフォーマンスを誇るプロセッサー"NCP-D"をリリースします。

MPP_CNVのUI

NCP-D

MPP_CNVはプロファイルと呼ぶテキストベースのスクリプトを読み込み、その処理手順を構築します。下図はMPP_CNVのデータパスを示すものです。

ASIOドライバーを経由して入力されたデータはConvolverに分配されます。

同じデータを複数のConvolverに分配することも可能です。

Convolverの出力は任意の組み合わせで加算され一つのデータとしてASIOドライバーから出力されます。

この結果、プロファイルの記述次第で、シンプルなコンボルバーのアレイやチャンネルディバイダー、HRTFマトリックス処理、MxNの波面合成マトリックスなど様々な処理形態を実現できます。

MPP_CNVのデータパス

プロファイルの例

//HRTF ヘッドフォン処理

cnv,0,0,0,0,left_to_left.wav      //入力0から出力0へ

cnv,0,1,0,0,left_to_right.wav    //入力0から出力1へ

cnv,1,0,0,0,right_to_left.wav    //入力1から出力0へ

cnv,1,1,0,0,right_to_right.wav  //入力1から出力1へ

HRTF処理

MPP_BATは、MPP_CNVで必要となるWAV形式のFIR係数の前処理を行うソフトウェアです。

前処理とは、複数のFIR係数を1つにまとめたり、結果として長くなったFIR係数を切り出したりする処理を指します。

例えば、チャンネルディバイダー用のフィルターのFIR係数とスピーカー補正用のFIR係数を一つにまとめるといった用途に使用します。

これ以外にも、デルタ関数にあたるFIR係数を生成したり、直線位相フィルター用のFIR係数を生成したりする機能などもあります。

これらの機能は、テキスト形式のスクリプトとして記述することでバッチ処理的に実行されます。

バッチスクリプトの例

convolveir,lpf.wav,correction.wav,coef_lpf_temp.wav          //LPFフィルターと補正フィルターを畳み込む

convolveir,hpf.wav,correction.wav,coef_hpf_temp.wav        //HPFフィルターと補正フィルターを畳み込む

truncateir,hann,4096,16384,coef_lpf_temp.wav,coef_lpf.wav   //Hanning窓を掛けて切り出す

truncateir,hann,4096,16384,coef_hpf_temp.wav,coef_hpf.wav //Hanning窓を掛けて切り出す

NCP-DはWindows Server 2019をOSとするPCにMPPProを搭載し最適化を行った製品です。

NCP-DにはDante Network用のPCIeカードが搭載されており、最高で128チャンネルというオーディオストリームを取り扱うことが可能です。

NCP-Dはインテル製の最高スペックのメインストリームCPU Core i9 9900Kを採用。

多チャンネルのコンボリューションや大きなサイズのFIR係数のコンボリューションを、低いレーテンシーで処理します。

また、大型ファンを複数搭載することで、放熱と静音性を両立。設置場所を選びません。

信頼性の高いNVMe1.3SSD搭載で起動も高速です。

NCP-Dの仕様

  • サンプリング周波数:44.1KHz、48KHz、88.2KHz、96KHz、176.4KHz、192KHz

 最大コンボルバー数:128個(サンプリング192KHzでは64個)

 最大タップ数:512Kタップ

 タップ数の最大合計数:1Mタップ

 遅延時間:4.7msec@96KHz、上記の負荷時

         (この値にDante Networkの遅延が加算されます)

 係数形式:WAVファイル

 IO形式:Dante Network

 OS:Windows Server 2019

外観、仕様等は予告なく変更される場合がございます。

*Dante Network遅延

1 switch hop (very small network): 0.15ms

3 switch hops (small network): 0.25ms

5 switch hops (medium network): 0.5ms

10 switch hops (large network): 1ms

+10 switch hops (very large network): 5ms

価格等

NCP-D

  • 納期:受注生産で1か月程度
  • 定価:要見積もり

 

MPPPro

  • ソフトウェアーのみのライセンス販売をいたします。
  • 詳細はお問合せください。

お問い合わせは、下記メールアドレス宛てにお願いします。

skaudio@nifty.com

担当:小森

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